同人誌を印刷するのがもっともっと楽しくなる!同人誌の印刷について、印刷する紙の選び方、同人グッズの制作、入稿に関して、皆様が気になるあんなことやこんなこと!お役に立つコラムを更新します!

ほおぷちゃんコラム

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印刷会社が解説!同人誌の印刷で使いたい加工について!

2020.08.08

印刷会社が解説!同人誌の印刷で使いたい加工について!

同人誌を印刷する際に加工という項目を見たことはありませんか。
加工をすることでどんな効果があるのか知らない方もいらっしゃると思います。
実は加工は表紙の印象や強度を変えます。
そこで今回は同人誌の加工方法であるPP加工について説明します。
ぜひご覧ください。

PP加工について解説

同人誌を制作する際、見た目をより良くしたいと思ったことはありませんか。
頒布をするのであれば、見た目にはこだわりたいですよね。
そこで表紙をPP加工することをおすすめします。

PP加工とはポリプロピレン加工を省略したもので、加工したいものの表面にフィルムを圧着させます。
この方法を使うと同人誌を汚れから守れます。
さらに、耐湿性や耐久性も向上するため、長期間の保存が可能になるでしょう。
しかし、PP加工は薄い紙に施す場合、ヨレやシワが発生するため、印刷業者に加工を断られる可能性があります。
そのため、表紙を薄い用紙で製作するとPP加工できない場合があります。

そんなPP加工には主にクリアPPとマットPPの2種類があります。
以下で2つの違いを見ていきましょう。

クリアPP

クリア加工をすると同人誌の表紙にツヤや光沢が出ます。
印刷業者ごとに呼び方が変わり、グロスPPや、つやPPとも呼ばれています。
クリア加工をすると表紙の色味をより鮮やかにできます。
そのため、彩度の高い表紙を制作したい場合に向いているでしょう。

しかし、表紙にこだわりがある場合、加工をすることで色味が変化する恐れがあります。
さらに、同時にカジュアルな印象を与えるため、同人誌の表紙がシリアス、クラシックな場合よりも、ポップで明るい場合の使用をおすすめします。

マットPP

一方、マットPPは反射しないため、ツヤのない状態になります。
手触りが良くなり、表紙に落ち着いた印象を与えてくれるでしょう。
クリアPPのように色味の変化も起こりにくいため、使いやすいです。

しかし、マット加工は傷が付きやすくなるため、取り扱いに注意が必要です。
特に頒布する前のものが傷つくと売れ行きにも影響するでしょう。
また、マット加工はクリア加工よりもコストがかかります。
採用する際はよく考える必要があります。

まとめ

今回は同人誌の加工方法の1つであるPP加工について紹介しました。
PP加工の中でもクリア加工とマット加工の2種類があるため、ご自身のニーズに合った方法を選ぶ必要があります。
ホープツーワンではPP加工以外にも豊富な加工を行っております。
同人誌の印刷がしたい方はぜひお問い合わせください。