同人誌を印刷するのがもっともっと楽しくなる!同人誌の印刷について、印刷する紙の選び方、同人グッズの制作、入稿に関して、皆様が気になるあんなことやこんなこと!お役に立つコラムを更新します!

ほおぷちゃんコラム

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印刷業者が解説!同人誌をデジタルで作ることについて説明します!

2020.07.24

印刷業者が解説!同人誌をデジタルで作ることについて説明します!

「同人誌を作りたいけど、製作はアナログの方が良いのかデジタルが良いのか分からない」
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな方はまずは2つの方法の流れを知ると良いでしょう。
そこで今回はアナログとデジタルでの絵の描き方の違いを紹介します。

アナログとデジタルの描き方の違いとは

アナログの場合の特徴について

アナログの場合、紙に鉛筆で下絵を描いていきます。
書き直す場合は、消しゴムで消すか、紙を新しくする方法があります。
構図を大幅に変更する際は、紙を新しくした方が時間を短縮できるでしょう。

下書きが終わったら、付けペンで本番の絵を描いてきます。
付けペンとはペンにインクを付けることで描けるペンのことです。
完全に乾く前に擦るとにじんでしまうことに注意しましょう。
不注意でにじんだり、間違えたりした場合は、乾いてから修正液で直します。
全て描き終えたら下書きの線を消すことを忘れないようにしましょう。

仕上げとして、ベタを塗ります。
ベタとは決められた場所を真っ黒に塗りつぶすことを指します。
上手く使いこなすことで、効果的に描写を伝えられるでしょう。
しかし、色むらが起こりやすいため、しっかりと塗りつぶすことが大切です。

また、スクリーントーンを張ることもあります。
スクリーントーンとは同じ柄や複雑な模様が続く場合に使用します。
全てを手書きすると時間がかかるため、スクリーントーンの使用は時短に繋がるでしょう。

デジタルの場合の特徴について

デジタルの場合、紙の代わりにレイヤーに下書きを描いていきます。
書き直したい場合は、消しゴムツールでアナログのように消したい部分だけ消すか、戻るボタンで間違える前に戻ります。
デジタルの方が書き直しやすいと言えるでしょう。

下書きが終わった後は、下書きのレイヤーの上に新たなレイヤーを重ねて本番の絵を描いていきます。
線がはみ出したとしても、下書きのように簡単に修正が可能です。
ペン入れが完了したら、下書きのレイヤーを非表示にすることで本番の絵だけが残ります。
消しゴムで消す作業がないため、後で確認をしたときに鉛筆の線が残っていることがありません。

仕上げはデジタルでもアナログと同様のことをしますが、ソフト内で完結するので、より簡単にできるでしょう。
しかし、トーンを貼れないソフトもあるため、複数のソフトを使用するか、予めトーン貼りができるソフトを採用するか選ぶ必要があるでしょう。

まとめ

今回は漫画やイラストを描く際のアナログとデジタルでの違いを紹介しました。
どちらかが優れているという訳ではないため、適していると思う方法で描くと良いでしょう。
ホープツーワンではアナログの原稿もデジタルの原稿もどちらも印刷が可能です。
同人誌を作りたい方はぜひお問い合わせください。