同人誌を印刷するのがもっともっと楽しくなる!同人誌の印刷について、印刷する紙の選び方、同人グッズの制作、入稿に関して、皆様が気になるあんなことやこんなこと!お役に立つコラムを更新します!

ほおぷちゃんコラム

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同人誌販売で売上が赤字でも確定申告は必要?注意点や手続きの手順を解説!

2020.11.12

同人誌販売で売上が赤字でも確定申告は必要?注意点や手続きの手順を解説!

「同人誌の販売で赤字だったけど、確定申告は必要なのだろうか。」
「どういったところに注意すれば良いかわからない。」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
確かに、確定申告は難しいことばかりなので、混乱してしまいますよね。
そこで、今回は赤字でも確定申告が必要なのかどうかと、確定申告の手順についてご紹介します。

赤字でも確定申告は必要なの?

同人アイテムの販売の場合には、基本的に赤字だった場合には確定申告の必要はありません。
しかし、利益が少しでもある場合には申告する必要がある場合もあるので注意しておきましょう。
確定申告は給与以外に20万円以上の収入ができた場合に必要になり、この20万円は売り上げから、同人誌の作成にかかった費用や、交通費等を差し引いた金額のことです。

そのため、売り上げ自体が20万円を超えていたとしても、それから諸費用を引いたときに20万円以下になる場合には原則、確定申告の必要はありません。
ただ、赤字の場合には、事業所得として確定申告を行うことで、所得税の還付を受けられる可能性があります。
事業所得として申告を行うためには定期的にイベントに参加して、同人アイテムを販売したり、委託販売を行ったりする必要があるので注意しましょう。

確定申告で問題にならないようにやっておくべきこととは?

赤字だと確定申告をする必要はありませんが、それでも問題になることがあります。
過去に、他の作家に難癖をつけられて、赤字にもかかわらずそれを証明する手段がなかったので、脱税と判断された事例もあります。
このようなことにはなりたくないですよね。
そこで、以下で確定申告で問題にならないようにやっておくべきことについてご紹介します。

まず、支払いを証明するためにレシートを残しておきましょう。
レシートを残しておくことで、どれだけの費用がかかったのか、交通費がどのくらい必要なのかなどを証明できるので、赤字の証明はできなくても、ある程度説得力のある証拠になるでしょう。

次に、売り上げの記録を残しておきましょう。
同人販売の場合は手売りなので、しっかり記録をつけておかないと、あとでトラブルに発展してしまうかもしれません。
スマホで記録するだけでも全く問題はないので、どれだけ売れたのかしっかり記録をつけておきましょう。

確定申告の手順とは

最後に、確定申告の手順について解説します。
確定申告は、確定申告に必要な情報をまとめることから始まります。
売上がいくらあったのか、経費がどれぐらいかかったのかを把握し、販売利益を計算しましょう。
この際、領収書やレシートをはじめとする証拠書類を残しておくと良いでしょう。
次に、申告書を作成します。
申告書は最寄りの税務署で入手するか、国税庁のサイトから情報を直接打ち込み作成するのが良いでしょう。
「e-Tax」という制度を利用すれば、オンラインで電子申告することだって可能です。
申告書の作成が終われば、申告書を提出しましょう。
管轄の税務署に持参もしくは郵送するか、インターネットで提出する方法があります。
記入事項に抜け落ちがないこと、誤りがないことをしっかりとチェックしてください。
納税が必要な場合は、期日までに所轄の税務署あるいは金融機関に支払います。
納税方法は現金支払いおよび口座振替で、期日は原則3月15日までです。
納税が完了すれば、確定申告も完了です。
以上、確定申告の手順について解説しました。

まとめ

今回は同人販売で赤字の場合に確定申告はする必要があるかどうかと、確定申告の手順についてご紹介しました。
赤字の場合には確定申告をする必要はありませんが、記録をつけておかないと後々問題に発展することもあります。
そのため、売り上げ等の記録を残しておくことをおすすめします。

また、売上を赤字にしないためには印刷部数を見直すことも大切です。
印刷部数の決め方についてはこちら