同人誌を印刷するのがもっともっと楽しくなる!同人誌の印刷について、印刷する紙の選び方、同人グッズの制作、入稿に関して、皆様が気になるあんなことやこんなこと!お役に立つコラムを更新します!

ほおぷちゃんコラム

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同人誌のフルカラー印刷と特色印刷の違いを徹底解説します

2020.02.17

同人誌のフルカラー印刷と特色印刷の違いを徹底解説します

同人誌のフルカラー印刷を検討されている方は、特色印刷についてご存知ですか?
特色印刷はあまりメジャーではありませんが、一般的な4色を使ったフルカラー印刷とは仕組みから違います。
フルカラー印刷では表現できない色の表現できます。
どんなものか知りたいですよね。
今回は特色印刷についてご紹介します。

特色印刷とフルカラー印刷の違い

まず一般的なフルカラー印刷の印刷方法をご紹介します。
フルカラー印刷ではCMYKといって、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの4色を配合することで幅広い色を表現しています。
しかし、全ての色を表現できるわけではありません。
赤色や青色などの鮮やかないろは表現できずにくすみますし、金色や銀色なども表現できません。
このような表現できない色を表現したい場合は、特色印刷を使います。
特色印刷では、例えば金色を表現したいときは、CMYKにプラスして金色のインクをセットします。
こうすることで、金色の部分は金色のインクを、他の部分はCMYKで表現できます。

特色印刷の注意点

料金

特色印刷は普通の印刷方法に追加で一色足しているため、料金が高くなる可能性があります。
鮮やかな色を表現できるので、自分の作品の完成度を高めるためには特色印刷が適しています。
しかし、販売して利益を出すことを考えている方は、販売価格を工夫するなどの対策が必要です。

色の指定方法

特色印刷をするときは、主に二つの色の指定方法があります。
一つ目はDICです。
DICは日本でメジャーな色指定方法です。
色をDIC300というように、コードで指定します。
ネット上でも確認できますが、カラーチップを購入すると失敗しにくいです。
これはパソコンやスマホから見る色と実物の色の印象が違うからで、同人誌の配色の出来はもちろん実物の色で判断することになります。
デジタルで表現された色とは思ったよりも大きな差があるので、配色にしっかりこだわる方はカラーチップを購入してください。
もう一つ、PANTONEでの指定方法もあります。
こちらは海外の企業です。
同様にコードで特色を指定してください。
特色の指定以外にも注意点があります。
紙によってイメージが変わることです。
印刷用紙には色を鮮やかに表現できる紙もあればそうでない紙もあります。
フルカラー印刷には一般的にコート紙を使います。
カラーチップもコート紙を基準にしている場合が多いので、コート紙を使う場合はイメージが変わることは少ないです。
コート紙以外を使う場合は一度業者と相談する方が良いでしょう。

まとめ

今回は特色印刷についてご紹介しました。
特色印刷はフルカラー印刷で使うCMYKに加えて一色使うことで、CMYKだけでは表現できない色を使える印刷です。
金色や蛍光色などを使いたい方は使ってみてください。
また、特色印刷ならではの注意点もあるので、印刷するときはこの記事を参考に注意してください。