同人誌の印刷を検討中で、ページ数の数え方について疑問に感じたことはありませんか。
印刷注文で間違えやすいポイントなのでしっかりと把握しておくことが重要です。
「ページ数=紙の枚数」というのは間違いなのでしっかりと確認しておきましょう。
今回の記事では、紙とページの関係と、原稿作成の注意点をご紹介します。

紙とページの関係を解説！

「ページ」というワードを耳にすると、思い浮かぶのは冊子を構成する薄い紙ですよね。
また、「ページをめくる」と聞くと、1枚の紙を示しているような雰囲気を感じます。
しかし、印刷の世界では、1ページは1枚の紙ではなく片面を意味します。
本文用紙1枚で、表裏2ページとなるのです。

画集や写真集など、片面のみの印刷でも、裏面の何も書かれていない白ページを合わせた総ページ数を数えます。
本文印刷は、基本的に両面印刷扱いであることを把握しておきましょう。
同人誌のページ数の数え方で、印刷所との認識の違いが起こり、納期が遅れないようにするためにもページ数についてしっかり確認しておきましょう。

原稿作成の注意点をご紹介！

ここからは、原稿作成の注意点を表紙編と本文編に分けてご紹介します。

表紙編

1つ目は、表紙と裏表紙が分かりにくい場合は、出力見本や発注書の備考欄などで一言お知らせください。

2つ目は、単色・多色印刷は「グレースケール・モノクロ2階調」で作成することです。
フルカラー印刷での印刷では、カラー「CMYK」・「RBG」で原稿を作成しないようにお願いいたします。
それ以外の設定で作成すると、カラー印刷とは出力機が異なるため、イメージと異なる仕上がりになる場合があります。

本文編

本文での注意点は以下の通りです。

・塗り足しはついているか
・断裁位置に線を引いていないか
・文字切れはしていないか
・原寸で作成していないか
・ノンブルはついているか
・セリフの抜けはないか
・使用不可トンボを使っていないか
・トンボはなくても良い
・のど側ぎりぎりにセリフを配置していないか

これらの他にも、使用ソフト別の注意点もございます。
詳細については、依頼の際にしっかりと確認しておきましょう。

まとめ

今回の記事では、同人誌の印刷をお考えの方に向けて、紙とページの関係と、原稿作成の注意点をご紹介しました。
ページ数に関してミスがあると、納期が予定よりも遅れてしまうことがあります。
同人イベントへの参加を考えている方は、慎重に注文を行ってくださいね。
今回の記事が同人誌作成の力になれば幸いです。