「同人誌をフルカラーで出版したい！」
「フルカラーの印刷に適した用紙を知りたい！」
同人誌を出版する際には、どの用紙を使うかが重要です。
せっかく書いた絵の魅力を引き出したいですよね。
そんな方のために、今回ホープツーワンが紹介するのはマットコート紙です。

マットコート紙とは

マットコート紙は、表面の光沢を抑えたマットな質感が特徴です。
コート紙と同じ価格帯で手に入ります。
コート紙は表面に薬剤を塗布し、強く圧力をかけてコーティングした用紙です。
薬剤が塗布された面は少し光沢が出ていることを知っておいてください。

マットコート紙にも薬剤が塗布されていますが、コーティングする圧力が弱く設定されています。
そのため、光沢が若干抑えられているのです。
光沢が無い分、コート紙のつるつるとした感じが抑えられます。
落ち着いた雰囲気になるでしょう。
表面に光が反射しないため、読みやすさがあります。

また、色の発色はコート紙に近いです。
印刷後のインクの沈みが少なく、ボリューム感が現れます。
筆記性も高いので、ペンや筆の書き込みに向いているでしょう。
同人誌を出版する方にはぴったりなのではないでしょうか。
また、展示会やイベントのチラシにも向いています。
高級感のある仕上がりを期待できるでしょう。

マットコート紙の注意点

オンデマンド印刷の場合は、印刷面のムラが発生しやすいです。
そのため、写真やベタ色の印刷には向いていないかもしれません。
また、レーザープリンターやインクジェットプリンターでの印刷には適していません。
マットコート紙には、表面にコート剤が塗布されています。
レーザープリンターやインクジェットプリンターでの印刷によって生じる熱がコート剤に作用し、気泡が生じる可能性があります。
表面のコート剤にインクが定着しにくくなるかもしれません。

また、印刷後のインクの乾きが良くない傾向があるでしょう。
出版する際には、コート紙よりも納期に余裕をもたせるのがおすすめです。

これらの注意点を考慮しながら使いましょう。
しっとりしたマットな質感を再現したい場合、同人誌の出版におすすめです。
コート紙に比べると、色味が全体的に沈んだ印象になります。
実際に完成品の見本を見ながら用紙を決めるのが良いでしょう。

まとめ

今回はマットコート紙について紹介しました。
光沢を抑えた落ち着いた印象を与えられるでしょう。
注意点を踏まえた上で、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
同人誌の用紙を検討中の方は、ホープツーワンにご相談ください。
印刷のことならお任せください。