同人誌を印刷するのがもっともっと楽しくなる!同人誌の印刷について、印刷する用紙の選び方、同人グッズの制作、入稿に関して、皆様が気になるあんなことやこんなこと!お役に立つコラムを更新します!!
同人誌印刷、カラーかモノクロか迷う!ポイントをご紹介!
2019.05.08
同人誌などの冊子を製作する際に迷ってしまうのが、モノクロに仕上げるのかカラーに仕上げるのか、という点です。
「モノクロとカラー、オススメはどっちなの?」
「どっちも一冊の本に取り入れることはできる?」
今回は、モノクロ印刷とカラー印刷のご紹介です!
□モノクロ印刷について
まず始めに、モノクロ印刷のあれこれについてご紹介いたします。
*モノクロ印刷のメリット
なんといっても、印刷コストを安価に抑えられる点です。
ポスターなど、印刷部数が少ないものであればそれほどでもありませんが、冊子の全モノクロと全カラーでは圧倒的なコスト差です。
さらに、カラー印刷より納期が早いこともあります。
*モノクロ印刷の注意点
モノクロの原稿には、グレースケールとモノクロ二階調の二種類あります。
グレースケールは、黒からグレー、そして白への濃淡を使って表現したものです。
モノクロ二階調は、黒のトーン(網点)の大きさでグレーを表現するものです。
特にモノクロ二階調のとき、トーンを貼った後に拡大や回転をすると網点が綺麗に仕上がらない「モアレ」という現象が発生してしまうことがあるので注意が必要です。
□カラー印刷について
*カラー印刷のメリット
言わずもがな、その派手さです。
読者に視覚的なインパクトを与えるだけでなく、モノクロより表現のメリハリがつけやすいことも挙げられます。
*カラー印刷の注意点
カラー表現には「RGB」と「CMYK」という二種類があります。
「レッド・グリーン・ブルー」と「シアン・マゼンタ・イエロー・黒」の頭文字です。(KはKey-plateの略)
RGBの色表現を使用したデジタル原稿をCMYKの色表現で印刷すると、明るさが落ちるなどの失敗が起こります。
原稿作成に使用しているソフトの設定(カラープロファイル)をCMYKに設定するなどの対処法があります。
□混在させるのはアリ!?
アリです。
最も印刷量の多いページ部分は基本的にモノクロで価格を抑え、表紙や口絵、見せ場でカラーを使ってインパクトを持たせるというのが、コストと仕上がりを考えたときに、一番いい方法ではないでしょうか。
当社では、そのような「部分カラー」の印刷も承っています。
□まとめ
今回は、白黒印刷とカラー印刷のご紹介でした。
表紙はカラーで華々しく、中身はモノクロで安く仕上げて、見せ所や口絵でカラーを使うという方法がオススメです。
印刷や製本に関してご不明な点がございましたら、遠慮なくご相談ください。
丁寧にご説明いたします。