皆さんは普段よくWordを使用しますか？
実はそのWordでで同人誌の原稿が作成することができます。
あなたが思い描いたストーリーが簡単にWordで形にできてしまうなんて、とても嬉しいですよね。

そこで今回は、同人誌の原稿をWordで作成する際に気を付ける4つのポイントをご紹介します。

○紙のサイズ

Wordの文書では初期設定がA４サイズになっているので、同人誌用の原稿を作成する際は十分に注意して下さい。
一般的に小説を書く人はA5で新書・文庫サイズの本を作ることが多いです。
原則としてデータで原稿を作成するときには原寸サイズで原稿を作る必要があるので、設定をしっかりと合わせておく必要があります。

設定方法としては、まず「新規ファイル」を選択後、「ページ設定」で、サイズを設定することができます。
「用紙サイズ」でご自身が作る本のサイズに合わせ、「余白」や「印刷の向き」でアレンジしていきます。

○フォントサイズ

文字サイズについてはお好みがあるとは思いますが、おおむね8～10.5ポイントが標準的な大きさになります。

ただしこの大きさに関しては、使用するフォントの種類や改行具合、本のサイズ、余白などによって変わりますので、実際に印刷してみて判断すると良いでしょう。
販売されている本を参考にして決める方法もおすすめです。

○行間の設定

Worldでは、行の中央から次の行の中央までの距離が行間になります。
書籍では、文字の1.5～2倍の行間を取ることが望ましいとされています。
フォントの種類とサイズを指定した後、「ページ設定＞文字数と行数」の操作を行った後、「行送り」を選択し、行数を設定することで行間を調節できます。

○PDFに変換

PDFは表示や印刷をする上で便利なものです。「Adobe Reader」をインストールすることで、PDFの状態を見ることができます。
多くの印刷会社では、PDFファイルに変換してから入稿をしていきます。

PDFファイルに変換するときには二つの点に注意しましょう。

一つ目は原稿サイズを確認することです。
PDFファイルに変換することで微妙に用紙サイズが変わってしまうことがあります。
特に問題がなければ大丈夫ですが、ズレが大きかったりバランスが変わってしまったりする場合は調整を行うようにしましょう。

二つ目はフォントの埋め込みの確認です。
フォント名の後ろに「埋め込みサブセット」と書いていればフォントは埋め込みになっていますが、記載がなければ文字化けをしてしまうおそれがあります。

以上のポイントに気を付ければ、誰でも簡単にWordで原稿が作成することができますよ。
また同人誌の原稿作成に関してご相談等ございましたらホームページからお気軽にお問い合わせくださいませ。