同人誌を印刷するのがもっともっと楽しくなる!同人誌の印刷について、印刷する紙の選び方、同人グッズの制作、入稿に関して、皆様が気になるあんなことやこんなこと!お役に立つコラムを更新します!

ほおぷちゃんコラム

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大阪の印刷会社が解説!データ原稿で同人誌を作成する際の注意点とは

2019.03.28

大阪の印刷会社が解説!データ原稿で同人誌を作成する際の注意点とは

同人誌を作成している方は主に、データ原稿(デジタル)と紙原稿(アナログ)のどちらか、あるいはその二種類を使い分けているという場合が多いのではないでしょうか。
近年はその手軽さからMicrosoft WordやPhotoshop、Illustratorといったデータ原稿をメインで使用される方が増えてきています。
データ原稿と紙原稿ではそれぞれ気をつけなければならない注意点が異なりますが、その中でも今回はデータ原稿で同人誌を作成する際に気をつけるべき注意点についていくつかご紹介します。

□カラーモード

データ原稿では作成時にRGBとCMYKという二種類のカラーモードから色彩を選びます。
RGBとはパソコンなどのモニター上に表示するためのカラーモードで、光の三原色と言われているRed(赤)、Green(緑)、Blue(青)の三色の組み合わせによって色が表示されます。
一方CMYKとは、Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)、Key plate(キープレート)の頭文字を取ったカラーモードです。
CMYKは主に印刷に使われ、プリンターにセットするインクなどもこのCMYKで構成されています。
データ原稿を作成する際にRGBでイラストなどを描いてしまうと、印刷の際にCMYKへ変換する過程で色味が少し変わってしまう可能性があります。
そのことから、多くの印刷会社ではあらかじめCMYKのカラーモードで原稿を作成することを推奨しています。

□モノクロ印刷

モノクロ印刷のときに気をつけなければならないのが、アンチエイリアスが有効になっている際に発生するモアレです。
アンチエイリアスとは、カラーモードやグレースケールで描かかれた線をきれいに見せるための加工です。
これをモノクロの線に乗せてしまうと印刷の際にモアレという模様が発生し、予想とは違った印刷結果になってしまう可能性があります。
モノクロ印刷をする際にはアンチエイリアスがかからないように設定しておくことが必要です。

□解像度

解像度はカラー印刷とモノクロ印刷によって適切な値が異なります。
一般的にカラー印刷は350dpi、モノクロ印刷の場合は600dpiが適当な数字であると言われています。
特にモノクロ印刷の場合、解像度が低いと線がはっきり印刷されなくなってしまうことがあります。

□まとめ

以上、今回はデータ原稿で同人誌を作成する際の注意点についていくつかのポイントをまとめてきました。
この記事をご覧の方の中でも、データ原稿で同人誌を作成している方が多いかもしれません。
ぜひ今回ご紹介した注意点を参考に、クオリティの高い同人誌を作成してみてはいかがでしょうか。