同人誌を印刷するのがもっともっと楽しくなる!同人誌の印刷について、印刷する紙の選び方、同人グッズの制作、入稿に関して、皆様が気になるあんなことやこんなこと!お役に立つコラムを更新します!

ほおぷちゃんコラム

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大阪の印刷所が解説。同人誌の製本(綴じ方)について

2019.01.30

大阪の印刷所が解説。同人誌の製本(綴じ方)について

同人誌を作るときに必要なことは何でしょうか?

このように聞かれたらみなさんは何と答えますか?
回答として「印刷」に関することをよくお聞きします。

自身で描いた絵、イラスト、また書いた文章を形にするために、印刷は確かに重要です。
しかし、印刷するだけでは同人誌はできあがりません。

同人誌は本や冊子です。
印刷した紙を綴じる、いわゆる【製本】を行う必要があります。
この綴じ方には様々な種類があります。種類はそれぞれの特徴があり同人誌によって適した綴じ方があるのです。

今日は同人誌でよく利用される2種類の綴じ方についてご紹介します。

 

□中綴じ

中綴じとは、印刷の終わった紙を二つ折りし、折り目を針金で綴じる方法です。
取扱説明書やパンフレットなどでよく見かけます。

この方法は少ないページ数の印刷物を綴じるときに適しています。

仕上がりはホッチキスや針金で綴じるため、しっかり見開くことが可能です。

用紙を折って綴じるため、本のページ数は4の倍数でなければいけません。
また、中綴じは針でしっかり綴じなければならないため、綴じられる枚数に限界があります。
そのためページ数の多い本には不向きです。
ページ枚数の上限は印刷所ごとに決まっており、用紙の厚みによっても変わるので、事前に印刷所に確認しておくのがよいでしょう。

 

□無線綴じ

次にご紹介するのが無線綴じです。
この方法は紙を重ねて背になる部分を糊で固定することで綴じます。

この方法は、多くの枚数を一気に綴じることが可能で、ページ数の多い本に適しています。
また、背幅によっては背表紙にタイトルをいれたりデザインを施したりすることも可能です。書棚に陳列した際の見栄えがよくなります。
背表紙をデザインする場合は、用紙の厚みから背幅を計算して原稿作成しなければいけません。

中綴じと比べると、紙の付け根のところが固定されているため、ページを大きく開けませんが、ページ数は2ページ単位で製本できる分ページ構成を考えるのが容易です。

 

□まとめ

今日は同人誌を作るときに重要な製本方法についてご紹介しました。

綴じ方は色々な種類があります。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、自分の作りたい同人誌に合わせて適した種類を選ぶ必要があります。

同人誌を作るときには、ぜひ製本方式まで考慮して作ってみてください。