同人誌を印刷するのがもっともっと楽しくなる!同人誌の印刷について、印刷する紙の選び方、同人グッズの制作、入稿に関して、皆様が気になるあんなことやこんなこと!お役に立つコラムを更新します!

ほおぷちゃんコラム

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フルカラー同人誌のAM印刷とFM印刷の違いについてご紹介!

2020.04.23

フルカラー同人誌のAM印刷とFM印刷の違いについてご紹介!

フルカラー同人誌では、AM印刷とFM印刷の2種類があります。
それぞれの違いをご存知でしょうか?
同人誌で理想の色を出すには、印刷方法を詳しく知っていることが重要です。
そこで今回は、フルカラー同人誌のAM印刷とFM印刷の違いについてご紹介します。

AM印刷とFM印刷の特徴

AM・FMは印刷方式を指す言葉です。

AM印刷は、規則正しく並んだ点の大きさを変えて階調を表現する一般的な印刷方式です。
出力線数が高いほど細かい表現が可能になります。
インクが紙にのりやすい特性があり、凹凸のある神谷透明素材への印刷にぴったりです。
同人誌では、主流の印刷方法だと言えるでしょう。

FM印刷は、ランダムに配置された小さな点の密度で階調を表現します。
AM印刷の基準で考えると、かなり密度の高い高精細印刷でしょう。
網点同士の重なりが無く、色のにごりが起こらないので発色がよく見えます。
画質がシャープになり、再現性の高さやグラデーションのなめらかさが特徴です。
色の鮮やかさでも、FMの方がAMよりも少しだけ優れているでしょう。

AMとFMにはそれぞれの良さがあります。
同人誌の絵柄によって使い分けてみましょう。

FM印刷ならモアレを解消できる

AM印刷では、モアレと呼ばれる問題が発生する可能性があります。
モアレとは、網点と絵柄の画像が干渉し合うことで発生します。
網点は規則正しく並んでいる小さな点です。
画像にも規則正しいパターンが含まれていると、パターン同士が干渉して、新しい模様が浮き出る場合があるのです。

一方でFM印刷では、細密な点の集合で階調を表現します。
点が規則正しく並んではいないので、網点と絵柄のパターンが干渉しないのです。

FM印刷では、基本的にモアレが発生せず、微細な部分の再現性に優れています。
しかし、AM印刷よりも印刷が難しい場合が多いのは理解しておいてください。
FM印刷では、正確なドット再現が難しい場合があるのです。
つまり、正確な印刷困難になることがあります。
したがって、必ずしも万能な印刷方法ではないのです。
徐々にFM印刷の敷居は低くなってきていますが、メリットとデメリットを正しく理解して、使い分けることを意識しましょう。

まとめ

今回はフルカラー同人誌のAM印刷とFM印刷の違いについてご紹介しました。
ホープツーワンは同人誌の印刷会社です。
同人誌作家の皆様をサポートするために、最適な印刷方法を紹介します。
期待以上の印刷をしたい同人誌作家の方は、ホープツーワンにお問い合わせください。