同人誌を印刷するのがもっともっと楽しくなる!同人誌の印刷について、印刷する紙の選び方、同人グッズの制作、入稿に関して、皆様が気になるあんなことやこんなこと!お役に立つコラムを更新します!

ほおぷちゃんコラム

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同人誌のフルカラー印刷におけるCMYKとは?丁寧に解説します

2020.01.28

同人誌のフルカラー印刷におけるCMYKとは?丁寧に解説します

同人誌をフルカラーで印刷したいという方は、一つ注意点があります。
それは印刷するときに使うインクがCMYKという4色で表現されているということです。
CMYKとは何か、そしてCMYKだからこその注意点などを知りたい方も多いと思います。
そこで今回は同人誌のフルカラー印刷におけるCMYKについて解説します。

CMYKとは

光の三原色をご存知ですか?
液晶ディスプレイを使うときなどに聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
赤、緑、青の三色を原色として、この配分を変えることで幅広い色を表現できるので、この三色を光の三原色と呼びます。
頭文字をとってRGBと書かれることが多いです。
全ての色を同じ配分で混ぜると白色になります。
テレビや液晶ディスプレイなどは、小さくコマ分けするとこの三原色のどれか一つを光らせており、その配分で多彩な色を出しています。
対して、色の三原色もあります。
今度は藍色のシアン、紅のマゼンダ、黄色のイエローの三色です。
同じ配分で混ぜると黒色になります。
絵の具などはこの色の三原色が使われます。
この色の三原色に黒色のブラックを加え、一文字ずつとったものがCMYKです。
印刷インクはこのCMYKの4つであり、4色の配分を変えて刷ることでフルカラー印刷を実現しています。

フルカラー印刷の注意点

印刷インクがCMYKであるため起こる問題があります。
RGBでデザインしているとCMYKで印刷したときにイメージが変わってしまうことです。
一般的に、RGBで作ったものをCMYKに変換すると、一部くすんでしまいます。
イラストレーターやフォトショップなどのデザインツールでデザインを作られる方は、配色がRGBであることが多いので注意しましょう。
写真のデータはRGBなので、画像加工のことなども考えるとRGBの方が都合は良いです。
そのためツールはデフォルトでRGBになっていることが多くなります。
ただし、先程挙げたような有名なデザインツールであればCMYKに変換することは難しくありません。
必ず作業を始める前に配色をCMYKに変更しましょう。
作業後にCMYKに変換すると配色を一からやり直す必要があるので注意してください。

まとめ

今回はCMYKについて解説しました。
CMYKはシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックから一文字ずつとって並べたもので、色の三原色に黒色を加えたものです。
印刷インクではこのCMYKが使われます。
フルカラーの同人誌を作るときは、デザインツールの設定を変えてRGBではなくCMYKを使うように注意してください。