同人誌を印刷するのがもっともっと楽しくなる!同人誌の印刷について、印刷する紙の選び方、同人グッズの制作、入稿に関して、皆様が気になるあんなことやこんなこと!お役に立つコラムを更新します!

ほおぷちゃんコラム

同人誌を印刷するのがもっともっと楽しくなる!同人誌の印刷について、印刷する用紙の選び方、同人グッズの制作、入稿に関して、皆様が気になるあんなことやこんなこと!お役に立つコラムを更新します!!

同人誌のフルカラー印刷におけるRGBとは?詳しく解説します

2020.02.25

同人誌のフルカラー印刷におけるRGBとは?詳しく解説します

同人誌のフルカラー印刷を考えている方は、CMYKやRGBという言葉を聞いたことがあると思います。
何となく理解しているつもりでも、詳細な部分は分からないという方が多いのではないでしょうか。
しっかりと知っていないと、印刷で問題が発生することもあります。
そこで今回は同人誌のフルカラー印刷とCMYK、RGBについて解説します。

CMYKやRGBとは

CMYKもRGBも、原色を表します。
まずCMYKのうちCMYはシアン、マゼンダ、イエローの頭文字であり、色の三原色です。
色の三原色と呼ばれる由来は、他の色をこの三色の配合度合いを変えることで表現できることにあります。
また、同じ度合いで混ぜると黒色になります。
印刷用のインクは色の三原色と黒色のインクを使うことがほとんどです。
黒色から一文字Kをとって、合わせてCMYKと呼びます。
RGBも原理は似ていますが、色が赤色、青色、緑色です。
こちらは光の三原色と呼ばれます。
全て混ぜ合わせると白色になります。
光の情報を扱うときはこのRGBを使うことが一般的で、写真や画像などのデータはRGBで表現されることがほとんどです。
表現できる色の幅に違いがあり、RGBはCMYKと比較するとより多くの色を表現できます。
フォトショップやイラストレーターなどのデザインツールは、RGBで表現された写真データを扱うこともあるので、基本的にRGBの配色が基本となっています。

印刷するときに起こる問題

上で書いたように、デザインツールは基本的にRGBを用いています。
そのままの状態で印刷しようとすると、インクがCMYKなのでCMYKによる配色に変更する必要があります。
RGBと比較するとCMYKは表現できる色の幅が狭いため、RGBで表現していた色が一部表現できません。
具体的には、RGBの原色に近い鮮やかな色がくすんでしまいます。
また、青色、緑色、ピンク、水色はイメージが変わりやすいです。
対策としては、この色を使わないようにするのではなく、初めからCMYKの設定でデザインすることが挙げられます。
フォトショップやイラストレーターであれば、CMYKに設定することは難しくありません。
問題が起きてからでは遅いので、作業前にCMYKにしておきましょう。

まとめ

今回は同人誌のフルカラー印刷とRGB、CMYKの二つの原色をご紹介しました。
RGBもCMYKも幅広い色を表現するための原色ですが、色域などに差があります。
デザインツールは基本的にRGBであることが多いですが、同人誌を印刷する場合はCMYKに設定を変更しておきましょう。