オフセット印刷とは
オフセット印刷とは
現在、一般的に凹凸のない平らな版を使い、水と油の性質の差を利用して刷る印刷方法
(平版印刷)のことを「オフセット印刷」と言います。
オフセット印刷は乾燥方法で大きく分けて2種類あり、一つはインキを自然乾燥させる油性タイプのオフセット印刷。もう一つは、紫外線を照射することでインキを硬化させるUVオフセット印刷があります。
ホープツーワンでは、油性オフセット印刷、AMスクリーンを採用しています。
油性オフセット印刷
使用する紙の仕様によってさらに2つの印刷方法に分けられます。
ロール状の巻取紙を使用する輪転機での印刷と、一枚ずつにカットされた紙を使用する枚葉機での印刷があります。
どちらもインキがインキローラーから版に付き、そのインキがブランケットと呼ばれるゴム胴に転写され、さらにそれが紙へと転写され印刷されます。
UVオフセット印刷
紫外線を照射することで硬化するタイプのインキを使ったものがUVオフセット印刷と言います。
油性オフセット印刷は乾燥するのに時間がかかるが、UVオフセット印刷は紫外線を照射すると約0.2秒ほどで硬化します。
基本的に油性オフセット印刷と印刷機の構造、しくみは同じで、違いはUV照射装置の有無です。
インキに光るこだわり!ホープツーワンのオフセット印刷
①改良を重ねたオフセット本文用墨インキ
季節ごとにベストなインキ硬度、紙粉(ベタ面への白点抜け)が出にくい網抜けが良く、ベタの乗りが良いといった条件をクリアすることを追求したホープツーワンオリジナルの特注品です。
②メタルインキ追い刷り
オンデマンド印刷面にオフセット印刷でメタルカラーを乗せられるのはホープツーワンだけのオリジナルオプションです。
(通常印刷でご利用いただけます)
③多彩なインキを組み合わせた多色刷り
基本色25色、特色5色(金銀、蛍光色)、ホープツーワンオリジナルのシャンパンカラー4色の他、DICでの色指定で単色刷りはもちろん、多彩な組み合わせでの多色刷りが可能です。
オンデマンドとの比較
広い面積のベタ・アミ・グラデーションはオフセット印刷が優位
オンデマンド機も今ではきれいな印刷ができるようになりましたが、広い面積のベタ、網、グラデーションはまだオフセット印刷には及びません。
ベタや網を多用する方はオフセット印刷がおすすめです。
大量部数に適しており印刷部数が多いほど1枚当たりのコストが安い
オンデマンド印刷は300部を超えるとオフセット印刷にかかるコストを上回ります。
オンデマンド印刷は1枚通しでいくらといった枚数カウンター料金制になっているためです。ホープツーワンのポケットセットが300部までの設定になっているのもこのためです。
印刷面に光沢がなく落ち着いた印象
オフセット印刷は墨インキが紙に染み込むため、光沢なく落ち着いたプロの仕上がりに(高級感)なり、印刷の主張が自然な感じと言えます。
一方、オンデマンド印刷はトナーなので、紙に印刷がのっている状態のためオフセットに比べ、くっきりとした仕上がりになり、印刷の主張が強めと言えます。
印刷品質・高級感
前述したベタ、網、グラデーションの再現性といった点でオフセットは品質がより良く、光沢が少なく落ち着いた印象になるといった点でより高級感があると言えます。