オンデマンド印刷とは
オンデマンド印刷とは
オンデマンド印刷は、版を使用せずにデジタルデータを直接読み取り、
カラーレーザー印刷機にデータを送ることで複写・製本までを一貫処理できる印刷方法です。
主な特徴は「低コスト」で「スピーディー」に「少部数から」の印刷が可能である点。
オンデマンド(on demand)=「要求がありしだい」という言葉どおり、必要なときに必要な数だけ印刷することができます。
その他の代表的な印刷方式としてオフセット印刷があります。
オフセット印刷は、C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)・K(ブラック)の4色のインキの版を重なり合わせて印刷する手法です。
オフセット印刷の場合、版の製作が必要なのに加え、インキを乾燥させるための時間がかかります。
それに比べると、オンデマンド印刷は作業工程が少なく、よりスピーディーです。
オンデマンド印刷のメリット・デメリットの特徴
・メリット
オンデマンド印刷のメリットは、「版の製作する必要がない」「短納期での印刷が可能」「利用できる用紙が豊富」 「質感のある特殊紙なども利用できる」「印刷物を乾燥させる時間がトナー印刷なので不要です」 「作業工程が少ない分、少部数の印刷でも低コストで印刷が可能」などが挙げられます。
・デメリット
一方でオンデマンド印刷にもデメリットがあります。これは、トナーでの印刷によって引き起こされる現象で、
代表的なものに「色の濃さがまばらになる」「ベタ塗りの面積が広い部分や平網の部分にムラがでる」
「断ち切りの際、ベタのトナーが割れたり欠けたりすることがある」
「200度近い高熱でトナーを吹きつけるため、紙に含まれた水分が奪われ紙が波打つ」
「本の背などの折り目部分の印刷はトナーがはがれやすい」「ベタ面などがある表紙は、輸送中の振動でコスレてトナーの剥がれが生じる場合がある」などが挙げられます。
また、オンデマンド印刷でPP加工をされた場合、断裁位置に濃いベタ面があるときは、PPフィルムの剥がれが生じやすくなる可能性がございます。
現在は機械の品質向上により、このような現象が減ってきてはいますが、利用前に知っておいた方がよいでしょう。
技術に自信!ホープツーワンのオンデマンド印刷
最近ではオンデマンド印刷の技術も進歩しており、オフセット印刷に引けを取らないクオリティの
印刷が可能になってきています。
また、ありがたいことに「ホープツーワンでオンデマンド印刷を頼むと綺麗に仕上がる!」という
お客様からの声もいただいています。
ホープツーワンが自信を持ってオンデマンド印刷をお届けできるのには、「設定へのこだわり」「メンテナンス」 「メーカーさんとの連携」の3つの理由があります。
設定
それぞれの紙に最適な印刷ができるよう、印刷設定に細かい決まりがあるのが特徴です。
例えば、オリジナルエンボス用紙の「サンバ シルク」や「サンバ クリスタル」は専用の設定機を使って印刷しています。
その他、本文の印刷も紙種やサイズによってほぼ専用機ごとに振り分けています。
メンテナンス
印刷機が最高のパフォーマンスを発揮できるようにメンテナンスを欠かしません。専属スタッフが随時メンテナンスを行い、 印刷機をベストな状態に保っています。
メーカーさんとの密な連携
日頃からささいなことでもメーカーさんと情報共有し、機械に不調がないかを確認しています。 また、メーカーのサポート体制も万全です。機材劣化や品質低下が少しでも感じられたら、 すぐにサービススタッフが駆けつける体制を整えており、トラブル予防や品質維持・向上を行っています。
このように、ハードとソフトの両方の環境を日々整えているからこそ、高品質なオンデマンド印刷を実現しています。 「これまで印刷はオフセット印刷一択だった!」という方も、ぜひ一度オンデマンド印刷を試してみてはいかがでしょうか?